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骨盤がゆがんでいると言われたら?腰痛との関係と姿勢を見るポイント

「骨盤のゆがみ」という説明だけでは、どんな状態で、何が痛みにつながっているのか分かりません。見た目や触診での左右差だけで原因を決めず、困る動作と身体全体の動き、症状の経過を合わせて考えます。

執筆:西荻窪FLAT整骨院
この記事は一般的な情報であり、診断を行うものではありません。

骨盤の高さが違うと言われた。写真を見ると、腰が片側に寄っている気がする。「ゆがみを戻さないと、ずっと腰痛が続くの?」と不安になった方へ、説明を受けるときに確認したいことをまとめます。

「骨盤のゆがみ」は、まず何を指しているか聞く

立ったときの傾き、左右の体重のかけ方、骨の目印の高さ、動き方の違い。これらは、同じ情報ではありません。説明を受けたら「どの姿勢で、どこを見て、何が分かったのか」を聞いてみましょう。

FLATでは、左右差を見つけること自体をゴールにしません。腰痛や歩きにくさなど、本人が困っていることと、その所見がどう関係すると考えるかを説明することを大切にしています。

触って分かった左右差は、どこまで確か?

腰痛や仙腸部痛のある25人を、経験のある理学療法士2人が別々に調べた研究では、腰椎・仙骨などの静的な触診評価で、検者間の一致度が低かったと報告されています。[1]

また、妊娠関連の骨盤帯痛を扱う62人の研究でも、仙腸関節の左右差を調べる3つのテストについて検者間の信頼性に限界が示されました。[2]

これは、すべての触診が無意味だという証明ではありません。触って感じた左右差だけで、骨の位置や痛みの原因を断定するのは慎重にすべき、という読み方が必要です。

腰痛は、骨盤の左右差だけでは説明できない

腰痛には筋肉や靱帯、椎間板などに関連する状態のほか、炎症性の病気なども関係します。いくつかの要因が重なる場合もあります。[3] 見た目が気になることと、医療的な確認が必要な症状があることは分けて考えましょう。

「ここが傾いているから、必ずここが痛くなる」という説明だけで納得せず、実際の動作や経過とも合っているかを確認します。骨折や脱臼など、医師の診断が必要な状態を「ゆがみ」と一括りにもしません。

写真の前後差より、生活の変化も確かめる

姿勢の写真は、撮影したときの状態を共有する材料になります。ただ、写真が変わったことだけで、痛みの原因が解決したとは判断しません。FLATでは、次のような具体的な変化も確認します。

  • 椅子から立つときの痛みが変わったか。
  • 歩く、しゃがむ、荷物を持つ動作がどう変わったか。
  • 施術直後だけでなく、その後の生活でどう過ごせたか。
  • 無理なく自分で取り組めることが増えたか。

立つ位置やカメラの条件が違う写真を比べて、変化を大きく見せることも避けたいと考えています。

骨盤矯正を提案されたら聞いておきたいこと

  1. いま確認した左右差は、どんな方法で評価したものか。
  2. その所見と、自分の痛みや動作がどう関係すると考えるか。
  3. 施術で何を目指し、どんな動作で変化を確かめるか。
  4. 改善しない場合や悪化した場合、どう方針を見直すか。

専門用語が分からなくても、質問してかまいません。回数や契約の話を先に決めるのではなく、方針に納得できるかを大切にしてください。

FLATの姿勢・動作の見方

西荻窪FLAT整骨院では、筋膜を評価の軸に、腰・股関節・背中などのつながりと、普段の身体の使い方を確認します。見た目を左右対称にすることだけを目標にせず、少ない負担で必要な動作ができることを目指します。

必要に応じて姿勢や動作を共有し、施術と日常で取り組むことを相談します。何が分かり、何はまだ分からないのかも説明し、不安をあおる提案にしないことを大切にしています。

姿勢の相談より、受診を優先したいとき

排尿・排便の異常、股の間の感覚低下、両脚の強いまたは進行するしびれ・筋力低下を伴う腰痛は、すぐに救急外来へ相談してください。[4] 「骨盤のゆがみのせい」と決めつけないでください。

よくある質問

脚の長さが違うと言われたら、骨盤がずれていますか?

測定方法や姿勢、関節の状態などを確認する必要があり、その一言だけでは判断できません。何を測っているのかを聞き、痛みや歩行への影響が気になる場合は医療機関に相談しましょう。

一度整えれば、もう姿勢は戻りませんか?

永続的な変化は保証できません。FLATでは、施術の直後だけでなく、その後の生活での変化も確認し、必要な運動や身体の使い方を相談します。